土井香苗さん~ヒューマン・ライツ・ウォッチ代表~にお会いして
今日は素晴らしい日だった。
中高在学中から頭抜けた天才として、その名前と偉業だけを知っていた尊敬する先輩、土井香苗さんに、とうとうお会いして、沢山お話することができるという幸せに浴した日!
去年、同級生のお友達と土井さんの代の先輩2名と一緒にディナーに行った時に、皆がニューヨークに住んでいた頃、国連本部の前で土井さんに再会して大はしゃぎしたという話や、土井さんが助けてきた難民の話など、身近な人々から、彼女の素敵な人となりをディナーでずっと聞いていたので、いつか本当にお会いしたい、と思っていた。
ところが、今回、奇遇にも、土井さんを囲む会にSawaさんが誘ってくださったのだが、SawaさんはSawaさんで、10年以上も前に、土井さんがエリトリアへボランティアに出かける前に、土井さんが英語の法律書を探す手伝いをするためにある機関を訪れた際に会っていて、「まだ大学3年生という若さの女性が、世界に飛び立とうとしている。しかもエリトリアとは!この学生は只者ではない!」と驚いたので、ずっとその後気になっていたそうだ。土井さんはその後本当にエリトリアに渡り、気づけば、弁護士として、人権保護活動家として奔走され、AERAの表紙を飾ったり・・・という、華々しい活躍をされている様子を見て、いつ留学先のNYから日本に戻ってくるんだろう、戻ってきたら会いたい、と強く願っていたそうだ。
ちなみにこちらがAERA表紙のお写真。(2001年)

そう。土井さんは、凛として美しいのだが、一見このお写真だと、美しすぎて近寄りがたいんじゃないか、と思われてしまいそうだが、お会いした印象を端的に3つの言葉で表現すると、
・気さく => まったく分け隔てなく、オープンで、屈託のない笑顔。"近づきやすい"美人w
・チャーミング => 精力的なその活動の量と知性レベルからは想像もつかないほど、人を惹きつける可愛らしい魅力。
・謙虚 => へりくだっている、ということではなくて、全ての事柄に知的関心を持っているためか、誰の発言にも傾聴して、理解しようとする姿勢が伝わる。
こんな素敵な方に会えるという偶然のお蔭で、私は沢山お話しすることも出来て、そして、ヒューマン・ライツ・ウォッチについてのお話を伺うことができた。


ヒューマン・ライツ・ウォッチは、世界的には有名なNGOで、個人の尊厳と基本的自由を守るために、人権侵害に立ち向かい、時には各国の政府をも巻き込んで、被害者の救済を続ける団体で、世界80カ国以上にネットワークが広がっている。
土井さんのご説明によると、人権侵害への対峙の仕方は、人権を弾圧する人々に、色んな方法で圧力をかけていったり、法の下に裁く、という方法があるとのことだった。侵害される人は、声を上げることが出来ないほどの弱者であったり、声をあげる勇気ある人々が、弾圧者によって逮捕されたり、不当に扱われたりするケースがあるため、その場合は、関係の深い国々の政府に働きかけ、時には外交的な圧力を使ったりもする、とのことだった。
ヒューマン・ライツ・ウォッチの活動については、公式サイトに詳しいが、世界の実に多くの国で、様々な人権蹂躙が起こっているということが解る。
土井さん曰く、「どの政府も、人権に関して、自分の国については悪く言われたくないので、他国の人権侵害を食い止めるための外交的圧力に対しては、比較的協力的な態度」とのことだった。
土井さんは、日本政府の多大な影響力のポテンシャルについても話されていた。一番の理由は、日本のアフリカへのODAの投下額であったりするのだが、如何せん、政治上の外交プライオリティで言うと、経済など他の項目に比べると、どうしてもかなり低くなってしまうのだそうだ。
自国の現実的な利益と天秤にかけた場合、悲しいことではあるが、他国内の小さな悲劇には労力を割きづらい、ということか。
それにしても、柔和でチャーミングな土井さんが、このNGOの日本代表になったきっかけを聞いて、Sawaさんと大笑いして仰け反ってしまった。
土井さんは、NYに留学中、エンパイアステートビルに入っているヒューマン・ライツ・ウォッチのオフィスに、突然訪れ、最初は胡散臭がられながらも必死に説得して、日本にもこのNGOの活動を持ってきたいと熱弁を奮い続け、やっと認めて貰ったとのことだった。
「それって、大学3年生の時に突然エリトリアに行く、なんていう無鉄砲なことをしたあの時と全く一緒ですよね~」と、ご自分でツッコミを入れながら、Sawaさんの方に、それを目撃した貴女ならわかるでしょ?という茶目っ気たっぷりな笑顔を向ける土井さん ^ ^
でも、この情熱的な人権保護活動家の土井さんがこのNGOの代表になるのは、ごくごく自然であり、天職、そして使命なんだ、と思った。
国という枠組みを超えた、「人間」のための法の正義。
特定の国の利害や、政治・外交の利害を超えた、よりよき平和の実現のための具体的な活動。
土井香苗さんのような崇高な志と行動力を持った女性を、これからもずっと応援し続けたい、ということで、Sawaさんと共に頷き合ったのだった。

Sawaさん、ありがとうございました☆
★土井香苗さん・HRW関連記事★
・http://ja.wikipedia.org/wiki/土井香苗
・http://ja.wikipedia.org/wiki/ヒューマン・ライツ・ウォッチ
・Human Rights Watch
(日本語版) http://www.hrw.org/ja
(英語版) http://www.hrw.org/
・土井さんTwitter:http://twitter.com/kanaedoi
http://www.hrw.org/en/news/2008/11/09
・土井さんブログ「世界中の人に尊厳ある生を」: http://hrw.asablo.jp/blog/
・HRWチャリティディナーについてのブログ: http://ameblo.jp/madamefumie/entry-10241379461.html
◆土井香苗さん&HRWに関する過去エントリ
・土井香苗さん~ヒューマン・ライツ・ウォッチ代表~にお会いして
・「ようこそ"と言える日本へ" 弁護士として外国人とともに歩む」を読んで
・土井香苗さん @ デモクラシーNOW
・"天安門事件~中国の癒えない傷"
・人権を守るという平和への道 ~土井香苗さんとヒューマン・ライツ・ウォッチ~
・「ヒューマン・ライツによる世界平和」 〜新政権の日本外交は、世界の諸問題をどう解決していくべきか〜
・世界連邦21世紀フォーラム: 第13回 ヒューマンライツによる世界平和
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